入団会見で決意を語るカズ

　JFLアトレチコ鈴鹿が25日、J2横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良（57）の期限付き移籍による加入を発表した。 　カズは経営体制が変わる前の鈴鹿ポイントゲッターズでプレーした2022年以来1年半ぶりの復帰。昨年2月からポルトガル2部オリベイレンセに期限付き移籍で入団してプレーしていた。 　東京・国立競技場で会見したカズは「熱烈なオファーがありまして、斉藤オーナーが2回ポルトガルに来てくれて、そのときに思いを聞かせてもらった」と入団の理由を説明した。 「やる以上は、自分は100％グラウンドで情熱を燃やして、毎日体は疲労が蓄積されるけど、常に情熱を持って立てるのか、そういうことをしっかり考えないといけない年になっている。それを自分に問いかけて。辞める選択肢というのは僕にはないので。どこで情熱を表現するかというときに、アトレチコ鈴鹿がベストじゃないかと。ピッチ内もピッチ外も若い選手のエネルギーをもらいながら若い選手と成長しながら前に行きたい」と強い意欲を見せた。 　背番号について、斉藤浩史社長は「11を空けてあります」と宣言。代名詞である11番を鈴鹿でも付けることが決まった。 「（今季の出場可能な試合は）15試合あるので1分でも多く試合に出たい。ポルトガルではゴールをあげたいという思いで毎日挑戦していた。鈴鹿に行ってもその気持ちを持って」とゴール奪取への思いを語った。 　カズの新たな挑戦に注目が集まる。