田中将大“衝撃の楽天退団動画”で囁かれる「侍ジャパンへの意趣返し」《専属広報や番記者とも仲違いし…》
現場で囁かれる「侍ジャパンへの意趣返し」
現場では、こんな“邪推”も飛び交っていたという。 「田中は、昨年のWBCで侍ジャパンへの参加を熱望していました。『チームの駒としてどこでもやる気持ちでいる。チームに貢献したい』とまで語っていたのですが、結局、栗山英樹監督(当時)によって選外になった。今回、退団報告をプレミア12の決勝にぶつけてきたのは、その意趣返しではないか」(前出・記者) 周囲から浴びせられる冷ややかな視線。いまの田中には、親身になって助言をしてくれる関係者がいないのだという。 「たとえば、広報として田中を長く支えてきた佐藤芳記さんがいてくれたら、ここまで顰蹙を買うことはなかったでしょう。もともとサッカー雑誌の編集者だった佐藤さんは、田中が入団した2007年に広報として楽天入り。ヤンキース移籍時には広報部長の立場を捨てて一緒に渡米し、ニューヨークでの車の運転やスケジュール管理など、マネージャーとしての役割も担っていました。 2021年、田中が楽天に復帰すると、佐藤さんも楽天に復帰して『18 Management室室長』という肩書の田中専属広報に。ですが、復帰からわずか1年足らずで田中と仲たがいして退団してしまったのです」(同前) さらにもう1人、田中のもとを去った人物が。 「佐藤さんとの決別と前後して、懇意だったスポーツ紙の番記者とも没交渉になりました。この記者は、新人時代から田中を応援して好意的な記事を書いたり、田中が大成した後は定期的に、田中の趣味でもある競馬予想を掲載していたのですが……。佐藤さんやこの番記者のように、適切な助言ができる人が周囲にいれば、あのタイミングの退団発表は絶対に止めたはずです」(同前) 200勝まであと3勝のレジェンドは、このまま“裸の王様”の道を突き進むのか。
「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル