竜王戦七番勝負、第6局が始まる 藤井聡太七冠、勝つと4連覇 将棋界最高峰の戦い
将棋界最高峰の戦い竜王戦七番勝負は11日から第6局が行われています。これまで3勝2敗の藤井聡太七冠が、この対局に勝つと竜王戦4連覇を果たします。 竜王戦の第6局は11日から鹿児島県指宿市の温泉旅館で行われています。 竜王の藤井聡太七冠はタイトル初挑戦の佐々木勇気八段を相手に、竜王戦4連覇を目指しています。 第5局までの成績は藤井七冠が3勝、佐々木八段が2勝としていて、藤井七冠は4連覇まで、あと1勝と王手をかけています。 第6局を前に藤井七冠は「温泉でリラックスしながら2日間、集中して対局に臨んで、いい将棋がさせるように全力を尽くしたい」と語っています。 一方、佐々木八段は「追い込まれている状況だが、(第6局まで勝負が続いた)感謝の気持ちを盤上に表せるように一生懸命、指したい」と話しています。 11日午前9時、立会人が対局開始を告げると、先手の佐々木八段が飛車先の歩を突き、後手の藤井七冠はお茶を口に含んでから、同じく飛車先の歩を突きました。 藤井七冠が勝って4連覇を決めるのか、それとも佐々木八段が勝ち、勝負の行方を最終局へと持ち込むのか、第6局の勝敗は12日午後には決まる見通しです。