裏金疑惑 安倍派幹部に「任意聴取」 前日の地元会合で塩谷氏の説明は…
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安倍派の幹部4人に東京地検特捜部が任意で事情聴取したことがわかりました。このうちの1人である塩谷氏が、聴取の前日に地元の会合で説明していたこととは。 ◇ 自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる事件に、大きな動きがありました。東京地検特捜部はこの週末、事務総長経験者の松野前官房長官に任意で事情聴取したほか、24日は現在の事務総長の高木前国対委員長、さらに世耕前参院幹事長、塩谷元文部科学相に対し、任意で事情聴取をしたことが、関係者への取材でわかりました。 そのうちの1人である安倍派の座長をつとめる塩谷氏は、収支報告書に記載のないキックバックを直近5年間で数百万円受けていたとみられます。今月10日、地元の静岡・浜松市で取材に応じると… ――(キックバックについて)今のところはまだ分からない? 安倍派 塩谷座長 「いま現在精査中です」 この5日後にも… ――まだ精査中は変わらない? 安倍派 塩谷座長 「そうですね」 24日の聴取で特捜部は塩谷氏本人に、収支報告書に記載のないキックバックをした経緯などを確認したものとみられます。 関係者によると、聴取前日の23日、地元の会合で塩谷氏は「自分もよく知らなかった」「金額ははっきり分からない」「慣習化されていた」といった趣旨の説明をしていたということです。 ある自民党幹部は「事件はこれからもっと大変なことになる。(議員が辞職に追い込まれ)補欠選挙が10以上行われるかもしれない」と話しています。 野党からは… 立憲民主党 長妻政調会長 「もう自民党政治を終わらせていかないと、日本の政治は展望が開けないと。『火の玉』というのは、何もしないと火だるまになってしまいますので」 その岸田首相は… 岸田首相(25日午後7時ごろ) 「党の信頼回復のために全力で取り組まなければならないと強く感じている」 (12月25日放送『news zero』より)