かがしの名物コンテスト、最高賞は恐竜に乗る女の子 福井県坂井市
福井県坂井市の「さかい夏祭り」は8月4日、同市坂井グラウンドで開かれた。アイデアや廃材・リサイクル使用度などを競う「第34回かがしコンテスト」では、大人の部(一本足)の最高賞「かがし大将」に、上兵庫青壮年会の「ようこそ福井へ」が選ばれた。同壮年会は昨年に続く受賞。 1989年から続く名物コンテスト。「かがしを作って、思い出も作ろっさ」をテーマに、坂井町や三国町の住民グループなどから大人の部に10体、子どもの部(台座・非審査対象)に3体の応募があった。グラウンドに展示され、地元各種団体代表ら8人が審査した。 かがし大将の「ようこそ福井へ」は、笑顔の女の子が肉食恐竜に乗り、北陸新幹線と、坂井市の公式キャラクター「坂井ほや丸」が乗ったハピラインふくいの車両と並走する様子を表現。段ボールや新聞紙、発泡スチロール廃材などで作られている。 特別賞は上兵庫なかよし会の「トレジャーハンター」。いねす賞は、かがしリョコウカイの「新種サカイノドン」、ゆりいち賞は神輿隊の「サカイリュー」。上位4体は、道の駅いねすで1年間、そのほかの作品は10日まで展示される。 祭りステージは午後1時半に子どもたちのダンスで開幕し、ものまねタレントJPさんも登場。「ダウンタウン」の松本人志さんや五木ひろしさんそっくりのしぐさ、口調で会場を沸かせた。バンド演奏、アカペラなどもあり、夜までにぎやかだった。祭りは坂井町内の商工関係者でつくる実行委が開いた。