七冠堅持した藤井聡太竜王、「未知の局面への対応力を高める」と新年の抱負…叡王奪還を見据え
将棋の藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)が読売新聞などの取材に応じ、「(昨年は)叡王失冠など、課題の残った一年だった。2025年は未知の局面への対応力を高めていきたい」と抱負を語った。
藤井竜王は昨年10~12月に行われた竜王戦七番勝負を4勝2敗で防衛し、七冠を堅持したまま新年を迎えた。今月から始まる叡王戦本戦トーナメントで4連勝すれば、2度目の八冠独占をかけて、伊藤匠叡王(22)と再戦することになる。藤井竜王は「昨年の五番勝負は私の実力不足を感じた。それを改善した時に(叡王奪還が)見えてくるのかなと思う」と控えめに話した。