イザというときには非常電源にもなる!最新PHEV&EV活用のススメ【わが家の最新エマージェンシーギア選び】
■クルマのACコンセントで家電を動かせるV2Lとは?
Vehicle to Loadの略で、PHEVやEV、HEVのバッテリーに蓄えた電気を家電などに供給することを指す。アウトドアで家電などを使えるのはもちろん、非常時に蓄電池としてクルマの電気を使えるので便利。 V2L対応車種は、クルマに家庭と同じAC100Vのアクセサリーコンセントが付いているタイプと、外部給電装置をクルマに接続することで給電が可能になるタイプがある。トヨタのハイブリッド車は車両の走行機能を停止した状態でクルマから給電する『非常時給電システム』を採用するものが多い。
■最大約12日分の電力を家庭に供給できる!<PHEV>
MITSUBISHI 「OUTLANDER PHEV」(新車価格:499万5100円~) 日本で最も売れているPHEVであるアウトランダーは20kWhのバッテリーを搭載。V2H機能はバッテリー満充電、ガソリンが満タン状態で最大約12日分の電力を供給できる性能を備えている。アクセサリーコンセントはラゲッジルームとフロアコンソール背面の2ヶ所に設置。
■非常時にも役立つPHEV&EVモデル <PHEV> ▼アウトランダーより小さくても約10日分の電力を供給!
MITSUBISHI 「ECLIPSE CROSS PHEV」(新車価格:409万4200円~) アウトランダーより一回り小さなモデルでバッテリー満充電、ガソリン満タン状態で約10日分の電力を家庭に供給できるV2H機能を備えている。アクセサリーコンセントはMがオプションで、その他のグレードは標準装備になる。
▼ロータリーエンジン搭載!V2Hの供給力は約9.1日
MAZDA 「MX-30 ROTARY-EV」(新車価格:423万5000円~) 発電専用のロータリーエンジンを搭載したシリーズのPHEV。V2Hは燃料が満タンで満充電状態だと約9.1日分の電力が供給可能。V2Lは最大1500Wで、別売りの可搬型外部給電器を使うと3000Wまたは4500Wまで給電できる。
▼災害時に電力供給できる非常時給電システムを搭載
TOYOTA 「PRIUS」(新車価格:460万円) プリウスPHEVは、バッテリーにためた電力を外部に給電できるEV給電モードに加え、非常時にクルマを電源として活用できるHV給電モードを設定。バッテリー満充電、ガソリン満タンで約5.5日分の電力を家庭に供給できる。