ニジェール、米との軍事協定破棄 西アフリカ、クーデター軍政
【ナイロビ共同】西アフリカ・ニジェールの軍事政権は16日、米国と結ぶ軍事協定の破棄を表明した。ロイター通信が伝えた。軍政は破棄の効力は即時に発生すると主張。今後、テロ対策の名目で国内に駐留してきた米軍の撤収を要求するとみられる。 ニジェールでは昨年7月のクーデターで権力を掌握した軍政が旧政権の親欧米路線を転換し、旧宗主国フランスの駐留軍を撤収に追い込んだ。米軍も撤収させれば、同様に軍政を敷く隣国マリやブルキナファソと共にロシアとの関係を強めるのは確実だ。 ニジェール駐留米軍は昨年時点で1100人規模。