石を使うことは最高の贅沢!豪邸のラグジュアリー空間をつくり出す鍵は石材選びと使い方だった
木や石、タイルや左官材など、空間のなかで大きな面積を担う建材は、住まいの雰囲気を決める重要な存在です。ここでは天然石からリサイクルで生まれた石材まで、魅力的な石材をご紹介。建築家の池貝知子さんにも石材の魅力についてしてお聞きしました。 【写真集】建築家監修・豪邸で愛用されている石材をチェック!
石材の魅力とは?
“石を使うのは最高の贅沢。空間として、体感として、その魅力を享受できる取り入れ方が大事” 池貝知子さん 「私は設計する際、空間の“重み”の表現を大切にしています。不思議なもので、見えているのは表面だけのはずなのに、人はちゃんと素材の厚みや質量を認識できる。だから、“重み”を感じられる空間に包まれていると安心感があるのです。 最近は室内に置かれる家具もラグジュリアスで重厚なものが増え、そうした物と釣り合いを取るためにも内装は軽すぎないほうがよいと思います。 石はとても魅力的ですが、忘れてはならないのは地球の貴重な資源であるということ。石を使うことは最高の贅沢です。そのため、石を生かせる場面で、その魅力を享受できるような取り入れ方を考える必要があります。
ADVAN GROUP アドヴァングループ 「チェポストーン」
イタリアの王侯貴族に愛されてきた天然石 イタリア北部の湖畔でのみ採石され、近年は政府により採石量が制限される希少な「チェポストーン」。複数の石の塊が天然石灰セメントで固められた珍しい天然石で、自然が生み出した模様が美しく空間を彩ります。仕上げはブラシ、水磨き、エクストリームの3つから選択可能。
SEKIGAHARA | Antolini セキガハラアントリーニ「アマゾニーテトップ」
華やかな色合いと模様が洗練された空間を演出 独特で華やかな色彩と模様の天然石で名高いイタリアの石材ブランド、アントリーニ。森林や海を思わせるエメラルドグリーンとターコイズブルーの色合いが美しく、温かみのあるニュアンスを備えた「アマゾニーテトップ」など、美しい大判の天然石が140種以上そろいます。
SALVATORI サルバトーリ「レイン」
日本の竹林を思わせる天然石の垂直線 世界の名だたる建築家やデザイナーのリクエストを具現化してきたイタリアの石材ブランド、サルバトーリ。 ピエロ・リッソーニによるデザインの「レイン」は、日本の竹林からインスピレーションを得た天然石の垂直線のリズミカルなパターンが空間に心地よい落ち着きをもたらします。