衣替えはいつやる? 整理収納アドバイザーが教える手順と便利アイテム
4.衣類をスッキリ収納するお役立ちアイテム
衣替えの際に「衣類をどのように収納するか」という点も気になりませんか? 衣類をスッキリ収納するには、収納スペースを有効活用することが大切です。 ここでは、衣類を収納するときにあると便利な、お役立ちアイテムをご紹介します。
（1）引き出し収納ケース 衣類をスッキリ収納するには、一つひとつ個別で積み重ねができる引き出し収納ケースが便利です。クローゼット収納の下に空いたスペースや押し入れなどのスペースを有効活用し、収納ケースを何段か積み重ねると簡単なタンスが完成します。 Fitsケース（フィッツケース）は、ケースの上下に凹凸があるので積み重ねてもぴったりフィットします。サイズも豊富なので、空間が無駄なく使えてたっぷりと衣類が収納できます。無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」や、ニトリの「幅と高さを組み合わせて使える収納ケース」もおすすめです。
（2）衣類インデックス 「あの洋服はどこにしまっただろう…？」クローゼットで洋服を探すことはありませんか？洋服が迷子にならないお役立ちアイテムが「衣類インデックス」です。 アウター、コート、スカート、ボトムスなどアイテムごとに分けて収納できるので衣替えの時だけではなく、普段の洋服選びもスムーズになります。
（3）マワハンガー マワハンガーは、ドイツ発のハンガーブランドで、デザイン性・機能性が高く、人気のハンガーです。とてもスリムなのでクローゼット内がスッキリします。 衣類が多くクローゼットがパンパンの人も、日頃から衣類を整理している人もお使いのハンガーをマワハンガーに変えるだけで、美しいクローゼットが完成します。
5.衣替えを楽にする5つのポイント
衣替えは何かと手間がかかるもの。と感じている人は多いのではないでしょうか? ここでは「出し入れが大変・面倒」というイメージが強い衣替えを、少しでもを楽にするためのポイントを5つお伝えします。 （1）ハンガー収納で衣替えをスムーズにする いつでも着たい衣類をすぐに取り出せるように、各季節の衣類をクローゼットに吊るして収納する、というスタイルも衣替えを楽にする工夫の一つです。 例えば、2階建ての戸建ての場合、1階にオンシーズンの衣類をハンガー収納にして、2階のクローゼットにオフシーズンの衣類をハンガー収納にします。このように、シーズンや使用頻度で収納場所を分けて取り出す仕組みをつくると、大がかりな衣替えをする必要がなくなります。 （2）衣類に合わせて収納ケースのサイズを選ぶ 収納する衣類によって「高さ」が変わります。ちょうどよい高さの収納ケースを選ぶと衣類の出し入れが楽になるので、何を収納するのかイメージをしてから「高さ」を選びましょう。 高さ約18cm：靴下・インナー・Tシャツなどの収納にピッタリ 高さ約23cm：一番使いやすいサイズで春から秋の衣類収納にピッタリ 高さ約30cm：セーターなど冬の衣類やシーツ、かさばるものの収納におすすめ オンシーズンの衣類収納に衣装ケースを使っている場合は、引き出しごと入れ替えるだけで衣替えが楽に終わります。ただし、引き出しを入れ替えるタイミングに合わせて、ケース内の掃除をするのも忘れないようにしましょう。 （3）お気に入りの衣類を選ぶ 衣替えのやり方においてもご紹介しましたが、不要な衣類を手放すことは衣替えを楽にすることにつながっていきます。衣類自体の量が減れば、減ったぶんだけ洗濯やクリーニングの手間が減るからです。 「処分するということに抵抗を感じる」という人は「処分する」より「本当にお気に入りの衣服を選ぶ」ことに視点を切り替えてみてはどうでしょうか? 例えば、美しく年を重ね、日々の暮らしを楽しむ年代は、シンプルなデザインを基調とした上質な素材が似合います。安価な素材よりも着心地が良く、衣類も長持ちします。 また、年齢を重ねるにつれて体形は変化していくため、自分の体にあった形の衣類を選ぶのも大切です。本当にお気に入りの衣類を選び、自分らしいスタイルを楽しんでください。 （4）衣類を「捨てる」という考えを変える 衣替えの際「似合わないから着ないけど、キレイな状態なので捨てるのは……」と処分をためらうことも多いでしょう。その場合は、リサイクル業者に持ち込んだり、メルカリなどのフリマアプリを活用したりしましょう。 古着回収ボックスに持ち込んだり、リメイクしたり（リメイクしてもらえるお店に依頼したり）する方法もあります。不要な衣類を再利用・再資源化するリサイクルを選択することで、環境保全にもつながります。抵抗のない形で手放せるとよいですね。 （5）保管サービスで預かってもらう 自宅の収納スペースがどうしてもない場合は、保管サービスを利用するのも一つです。クリーニング業者によっては、クリーニングに出した衣類をそのまま保管してくれるサービスもあります。 また、トランクルームを利用する方法もあるでしょう。シーズンオフの衣類をトランクルームに、オンシーズンの衣類を自宅に収納することで、自宅の収納スペースに空間が生まれます。 保管サービスの利用は、収納方法に悩んだり、洗濯の手間が減ったりするメリットがあります。費用はかかりますが、衣替えを楽にしたい人は検討してみるのもよいですね。
