高知大学医学部の研究内容を知る市民講座 高知市で初開催【高知】
RKC高知放送
高知大学医学部が進める研究の取り組みを知ってもらおうと、高知市で市民講座が開かれました。 高知市で11月23日に開かれた市民講座は高知大学医学部が取り組む研究内容を知ってもらおうと初めて企画されたもので、約400人が来場しました。 高知大では40年以上前から高知信用金庫の支援を受けて医療の研究を進めています。 登壇した井上啓史・医学部長は、2009年に高知信用金庫の学術賞を受賞し、寄付金を活用してガン研究の薬を開発。ガン細胞を特殊なライトで赤く光らせ切除する手術に貢献するなど、医学界に影響を与えています。 また、昨年度からは若手研究者を支援しようと高知信用金庫医学研究賞を設立し、この日は受賞者の研究員3人がヒザ関節症の痛みの治療や、既存の薬が別の病気にも効果があるなどの研究成果を発表しました。 高知大では高知信用金庫や県民など多くの支援を受けながら、今後も医療に貢献できる研究員を育てたいとしています。