【オークス・生情報】3冠馬へ続けステレンボッシュ 国枝調教師は鞍上に託す「(戸崎)圭太がうまく乗ってくれれば」
[GⅠオークス=2024年5月19日(日曜)3歳オープン牝馬限定、東京競馬場・芝2400メートル] 桜花賞馬・ステレンボッシュ(国枝)がスターズオンアース、リバティアイランドに続いて3年連続の2冠制覇に向けて順調に調整を消化している。17日朝は美浦トレセンでEコースを1周、翌18日はEコースと坂路で調整を行い、翌日の決戦に備えた。 国枝調教師は「状態は別に変わりないし、言うことがないぐらい順調だね。軽めにせず2週続けて追い切りができたのは牝馬だし心強いかな。天気もいいしね。調整はしやすいし、あまり気にするところはないかな」と2冠目へ向けてキッパリ。 東京二四への舞台替わりについては、「(道中は)張り切って行かないし、距離や舞台はいいんじゃないかな。マイルではゆったり構えられないから今回は自然と良い位置につけられそう。落ち着いているところがストロングポイントだよ。(戸崎)圭太がうまく乗ってくれれば」と初めて体験する長丁場への対応にも自信をのぞかせた。 血統的にも不安らしい不安はない。父エピファネイアの母シーザリオは2005年のオークス馬。母の父ルーラーシップの母エアグルーヴも1996年にオークスを制している。ボトムラインもディープインパクトを出したウインドインハーヘアならば、チャンピオンコースでの走りは臨むところだろう。 16日の枠順確定では国枝調教師が「ラッキーセブンだよ」と冗談を交えながら評した4枠7番に入ったのは吉兆とでもいうべきか。かつて牝馬3冠を成し遂げたアパパネやアーモンドアイといった厩舎の偉大な先輩に追いつくべく、桜花賞馬が堂々の出陣だ。
東スポ競馬編集部