【函館スプリントS】4年続けて勝利中!「確変中」の傾向を突破した厳選2頭
6月9日(日)に行われる函館スプリントステークス(G3、函館芝1200m)。夏競馬の到来を告げる6ハロンの電撃戦です。 以前はタフな洋芝での追い込み台頭なども少なくなかった重賞ですが、近年は造園技術の発達もあってかスピード決着が増加。開催1~2週目と早い時期に行われることも手伝い、特にここ数年では非常に偏った傾向が出現しています。 ▼函館スプリントS「脚質」別成績 逃げ[2-1-0- 2]複勝率60.0% 先行[2-3-1-12]複勝率33.3% 差し[1-1-3-21]複勝率19.2% 追込[0-0-1-21]複勝率 4.5% (※過去5年、札幌開催含む) ご覧の通り、開催場所に関わらず圧倒的に逃げ・先行が優勢。一方で追い込み馬は過去5年で3着が1回あるのみと少々厳しい結果になっています。 かつて15年には1着ティーハーフをはじめとする後方待機3頭による決着が見られたことを思えば、もはや確変中とさえ言える状態です。 ですが、だからと言って勝ち馬を自信をもって選べるかと言えば話は別。今年も押し切りを狙う有力先行馬が多数集結しており、いくら前有利が自明と言えど、これでは軸を絞るのはひと苦労です。 しかしご安心を!今回はそんな悩みを解消すべく、とっておきの厳選条件をご紹介します。 ズバリ、「前走4コーナー1~4番手」から「1~3着」に走った馬を探してください! ●23年 1着 キミワクイーン(3人気) →前走4コーナー2番手から2着 ●22年 1着 ナムラクレア(1人気) →前走4コーナー4番手から3着 2着 ジュビリーヘッド(7人気) →前走4コーナー4番手から1着 ●21年 1着 ビアンフェ(5人気) →前走4コーナー1番手から3着 2着 カレンモエ(1人気) →前走4コーナー2番手から2着 ●20年 1着 ダイアトニック(1人気) →前走4コーナー4番手から3着 3着 ジョーマンデリン(3人気) →前走4コーナー4番手から1着 該当馬[4-2-1-6]複勝率53.8% (※過去5年、札幌開催含む) なんと該当馬がここ4年間で怒涛の連勝!中には22年2着ジュビリーヘッドや21年1着ビアンフェなど、やや本命サイドから外れる馬も激走を見せているのは面白いポイントです。 近年は各馬の意識がより前々へと向くことで激流になりやすいこのレース。直近でも前目からハイペースに適応できていた馬たちが、順当に力を発揮しているのだと言えそうです。 さて今年「前走4コーナー1~4番手」から「1~3着」に走っていた馬は、以下の2頭のみ。 アサカラキング →前走4コーナー1番手から1着 ジャスティンスカイ →前走4コーナー4番手から1着 いずれも優勝の可能性が大いにありそうな素質馬。単勝はもちろん、2頭軸で馬券を組んでも面白いかもしれませんよ!
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