【RIZIN.48】キルギスの怪物シェイドゥラエフが体重超過アーチュレッタを成敗
9月29日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで『RIZIN.48』が開催され、2.9kgの体重超過を「またやらかした」フアン・アーチュレッタ(アメリカ)が、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)に一本負け。ファンの前で成敗された。 【ライブ速報・動画】『RIZIN.48』リアルタイム速報中!フィニッシュシーン動画も紹介中 アーチュレッタは、前日28日の公開計量前の公式計量で規定体重66.0kgに対して、2.9kgを超過した。アーチュレッタは昨年末の『RIZIN.45』の朝倉海戦でも2.8kg超過し、バンタム級王座を剥奪され、試合では朝倉に2R TKO負けを喫している。フェザー級に階級を上げての初戦となるはずだったが、よもや2度目の減量失敗となった。 辛口なファンからは「もうリリースするべき」という厳しい声も飛んだが、豪胆なシェイドゥラエフは「2.9kgでも関係ない。何kgでも関係ない」と試合に同意し、当日計量や体重制限も求めなかった。アーチュレッタにはレッドカード(スコア50%減)が課され、シェイドゥラエフ勝利時のみ公式記録となり、それ以外はノーコンテストの条件で実施された。 PPVでの有料中継にシフトしてから第2試合まで無料公開してきたRIZINだが、今大会、特例的に休憩明けのこのアーチュレッタvsシェイドゥラエフを無料公開するとしたのも、両者への期待の現れだった。だが、平本蓮のドーピング疑惑問題を経ての最初の大会でイメージの悪い体重超過が起きてしまった。 こうなるとあとは中央アジアの怪物シェイドゥラエフが溜飲を下げてくれることを祈るのみだっだが、『キルギスの犬鷲』は見事その期待に応えた。開始ゴングが鳴るや豊富な運動量でアーチュレッタを圧倒。うつ伏せのアーチュレッタに腕十字を極めると、すかさずレフェリーが試合を止め、無傷の12連勝を決めた。 敗れたアーチュレッタは、「極められていない」とオフィシャルにアピールしたが、その主張は聞き入れられなかった。 アーチュレッタのクレームで不穏な空気がよぎったものの、勝利したシェイドゥラエフはフェザー級王座挑戦をアピール。鈴木千裕を狙う男がまたひとり名乗りをあげた。 また、浅倉カンナの引退試合後には、パリ五輪女子レスリング金メダリストの鏡優翔(76kg級、サントリービバレッジ)、藤波朱理(52kg級、日体大)がゲストとして登場したほか、格闘技エキスポへの参入や11月17日の『RIZIN LANDMARK 10』名古屋大会の発表も行われ、芦澤竜誠と昇侍が挨拶に上がった。 スポーティングニュース本誌サイトでは、『RIZIN.48』後半第8試合からメインイベントのホベルト・サトシ・ソウザvsルイス・グスタボまでリアルタイム速報する。
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