「ユウキは優秀な生徒で速くなりすぎ」アルボン先生、愛弟子角田裕毅の成長を喜ぶも「中団勢最大のライバル」と警戒|WEDNESDAY F1 TIME
角田は2021年当時『DAZN』に対し、アルボン先生についてこう述べていた。 「アドバイスというよりは、自分の相談役というか、FP1とかセッション後に変えなくちゃいけないところをわかっていたとして、あらかじめアイデアとして頭の中で浮かんだものを、今までは次のセッションで自分で試して、答えはイエスかノーかだった」 「でも今はその浮かんだアイデアを彼に相談することができて。それを良いと思うか、悪いのか、そこで確かめられる。もし良かったらそのアイデアを思い切ってできるし、さらに僕が考えつかなかった違ったアイデアを(アルボンから)提案してくることもある。いろんなオプションを増やしてくれる感じですね」 「あとは新しいコースだったり、どんな感触だったか彼から経験として聞くことができるので、心構えにもなりますし、すごく助かっています」 2022年からウィリアムズのドライバーになったアルボンにとっては、アルファタウリ~RBは「最大のライバル」と口にしたように中団勢の競争相手と言える。
2024年第3戦終了時点で、今季は5強10人に次ぐドライバーズランキング11位に、角田が名を連ねている。コンストラクターズランキングでもRBが6番手に浮上した。 それだけにアルボンにとって角田の成長は嬉しい出来事である一方で、目下の好敵手になるという、複雑な状況でもあるようだ。 角田にとっては引き続きトラック上で結果を示し続けることが“アルボン先生”への、最大の恩返しとなる。
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