コアラ来園40周年の東山動植物園に新しい仲間 世界的ブームのコビトカバも人気急上昇
メ~テレ(名古屋テレビ)
25日は東山動植物園にコアラが来園し、ちょうど40周年です。来園を記念して新たな仲間もお披露目されました。 25日に記念すべき日を迎えたコアラ。 40年前の1984年10月25日、日本に初めてコアラがやってきました。 オーストラリアから6匹が寄贈され、3カ所の動物園で飼育されることに。そのうち、東山動植物園に来たのは「モクモク」と「コロコロ」です。 巻き起こった空前のコアラブーム。公開初日には約8000人が1kmにわたり並んだといいます。 「日本で初めてコアラを飼育し始めてから40年、絶えることなくコアラを飼育し続けられたことをうれしく思っています」(東山動植物園広報 井部和樹さん) そして、記念すべき25日から新たに公開された仲間が。 オーストラリアのタロンガ動物園からやってきた2歳のオス、名前は「スカイ」です。 「来たばかりのときは落ち着いた様子だったけれど、だんだん慣れてきて、わんぱくな様子も見られるようになってきました。コアラは東山動植物園を象徴する動物のひとつ。これからもお客様に愛される存在であってほしいと思います」(井部さん)
コビトカバが世界的ブームに
さらに、世界的なブームとなっている動物が東山動植物園にもいるんです。 それはコビトカバです。西アフリカなどに生息する小型のカバで、今世界で大注目されているんです。 「タイの動物園で子どもが生まれてそれがバズっていて、お客さんも若干コビトカバの前で足を止めて見てくれる人が増えたかな」(東山動植物園 コビトカバ担当飼育員 橋本徳二さん) 今、世界的な人気になっているコビトカバは、タイのカオキアオ動物園にいる「ムーデンちゃん」です。 愛くるしい真ん丸な目に、プリっとしたボディ。愛嬌たっぷりの姿の動画が、動物園のSNSに投稿されると、フォロワーが246万人に急増し、“ムーデンフィーバー”に。 「SNSで見たことあります。小さくて、カバのイメージというより、かわいいですね、まるまるで。耳をピクピクってすごく速く動かすが、それがかわいい」(来園者) 「かっこいい。口がパクパクって」(来園者) 東山動植物園のコビトカバも負けずにかわいいということで、飼育員歴40年の橋本さんが選んだ、ベストショットはーー。 エサをあげるときに、水から顔を出す姿が、たまらないと言います。
寒くなる時期に見られるレアな瞬間
東山動植物園にいるコビトカバは、メスの「コユリ」とオスの「ミライ」。穏やかでとても仲がいいといいます。 「相性もいい。仲良くしています。柵ごしだが、2頭ひっついて、鼻をつき合わせることもある」(橋本さん) そして、これから寒くなってくると、あるかわいい瞬間に出会えるかもしれないといいます。 コビトカバの鼻を見てみると、なんと立派な「鼻ちょうちん」が。 「寒くなってきた時期に天気がよくて日が当たる時に昼寝をしていることがあるが、鼻ちょうちんを作って寝ていたことがあるみたいで、冬に訪れる人はもしかしたら見えるかもしれない」(橋本さん)