【国仲涼子さん】「出産で18キロ増。もうドラマには出られないと落ち込んだことも」|VERY
NHK朝ドラ『ちゅらさん』のヒロイン役をはじめ、最近では大河ドラマ『光る君へ』での紫式部の母親役など、さまざまな作品で注目を集めてきた俳優の国仲涼子さん。プライベートでは二児の母として育児に奔走中の国仲さんに、結婚、出産を経てドラマに本格復帰した現在の心境や小学生になったお子さんたちとのエピソードを伺いました。 【写真あり】小学生の息子たちとの家族写真...国仲涼子さん(45) ──10月スタートの新ドラマ『3年C組は不倫してます。』では、不倫の恋に悩む高校生の娘と向き合いながら、自身もかつての恋人との関係に揺れる、複雑な立場の母親を演じている国仲さん。連続ドラマへのレギュラー出演自体が、実に約10年ぶりだそうですね。 次男が今年の春から小学生になり、少しだけ時間に余裕ができたタイミングで今回の作品にお声がけいただきました。台本も素晴らしく、この先はどうなるのか目が離せなくなる展開に「ぜひこの役を演じてみたい」と思い、参加させていただくことになりました。
「もう仕事復帰できないかもしれない」と、不安のなかで育児をした時期
──2014年に俳優の向井理さんとご結婚後、翌年に長男を、2018年に次男を出産。結婚、出産を経て、仕事に対する気持ちの変化はあったのでしょうか? 長男を出産後の1~2年は、育児に必死の日々で「もうこのまま仕事を辞めてもいいかな」と思ったこともありました。ただ、徐々に子どもとの生活にも慣れてくると、「やっぱり仕事がしたい」「できるのであれば、俳優という仕事を続けていきたい」との思いが湧いてきました。 でも、当時の私は、妊娠中に大幅に増えた体重が戻せず、寝不足続きで肌もボロボロ。育児で精いっぱいで鏡すらまともに見ない日々を送っていたので、「こんな私には、もう仕事のオファーなんて来ないんじゃないか……」と自信をなくし一人で落ち込むことも多かったです。
産後ダイエットには、食事の見直しやピラティスが効果大でした
──その後、再び現場に戻られたきっかけは、何かあったのですか? 幼い子どもたちと過ごす毎日は、大変ながらも愛おしい日々だったのですが、私の心の片隅には常に「このままでいいのかな」とモヤモヤした気持ちが残っていた気がします。だから「この先、仕事のオファーをいただけるかはわからないけれど、いつ話が来ても大丈夫なように準備だけはしておこう」と決めたんです。 実は私、次男を妊娠中に今より18キロも太ってしまい、産後もなかなか体重が落ちませんでした。そこで、まずは大好きな甘いものを控えて根菜類をたくさん食べるなど、食生活を見直しました。ピラティスに通い適度な運動も始めたことで、徐々にですが体重を減らすことに成功。その後、ダイエットだけでなく、家のなかを整えて、好きなインテリアを考えたり、誰に会う予定もないのにお気に入りのピアスを付けたりと日常のなかで気分が上がることをしようと考えるようになりました。家にいても気分を上げる習慣ができたことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せた気がします。