【東京ダービー】「まだまだ底の知れない魅力がある」ラムジェット佐々木調教師を直撃
[JpnⅠ東京ダービー=2024年6月5日(水曜)3歳、大井競馬場・ダート2000メートル] 【聞かせて!核心】ダートグレード競走として新しく生まれ変わった今年の東京ダービー。JRA所属馬は出走枠が4頭という狭き関門の中、トライアルのGⅢユニコーンSを快勝して大井競馬場に乗り込むのがラムジェット(牡・佐々木)。これまで4勝をマークする世代トップクラスの砂巧者。3歳ダートの頂点へ勝算はいかに? 管理する佐々木晶三調教師(68)に聞いた。 ――前走のユニコーンS(1着)を振り返ってください 佐々木調教師 こちらとしては差し切るイメージしか持っていなかったけど、めっちゃ強かったよね。思ったより早く動く形でも長く脚を使えて、初めての距離もコーナー4つもまるで問題なかった。むしろ距離は長い方が良さそうなくらいだったからね。 ――中間の調整過程は 佐々木 すごく順調。すごく状態はいいよ。脂肪が筋肉へと変わってきって、今は良くなってきている段階かもしれないね。調教でもそうなんだけど、普段は頭の位置が高くて遊びながら走っているという感じでも、エンジンがかかると首をグッと下げてフォームが変わってくる。まだまだ底の知れない魅力があるよね。 ――最後にレースの見通しをお願いします 佐々木 大井のコース形態や砂の質が合うかどうかは走ってみないと分からないけど、この馬に関してはいつも自分の競馬をするだけだからね。いいタイミングで仕掛けていって、それでも前に残られるようでは仕方ない。もちろん最後にすごい脚を使ってくれるだろうと期待はしているよ。
東スポ競馬編集部