火葬炉内の遺体を撮影しLINEで知人に送信…滋賀・湖南市、市職員を懲戒処分
滋賀県湖南市営火葬場で1月、環境政策課(当時)の20歳代男性主事が火葬炉内の遺体を無断で撮影した問題で、市は25日、主事を停職6か月の懲戒処分とした。 【図】いろいろありました…謝罪記者会見
市によると、職務で訪れた市営火葬場で火葬炉内を撮影し、画像をLINEで知人2人と共有したとして、主事を5月に減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。しかし、その後、別の1人にも画像を送信したことなどが判明。主事は処分が重くなることを恐れ、懲戒等審査委員会に報告していなかったという。
主事は9月、甲賀署に地方公務員法違反(守秘義務)の疑いで書類送検され、甲賀簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、納付した。これを受けて、市は再び同委員会を開き、今回の処分を決めた。
記者会見した竹内範行・市総合政策部長は「当初の調査が甘かった。市民の信頼を損なってしまい、大変申し訳ない」と謝罪した。