小2女児刺殺「好みの子狙った」 容疑者が供述、襲撃対象探したか
兵庫県加古川市で07年に小学2年女児＝当時（7）＝を刺殺したとして、殺人容疑で再逮捕された勝田州彦容疑者（45）が、県警の任意聴取に「服装や背丈が好みの女の子を狙った」という趣旨の供述をしたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は襲撃対象の女児を探していたとみて調べる。28日、容疑者を送検した。 県警によると、容疑者は再逮捕後、認否について黙秘している。女児とは面識がなかったとみられる。女児は事件直前、自宅近くの公園で遊んだ後、自転車で自宅へ。家の脇に自転車を止めて玄関に入る直前に刺された。搬送時に意識があり、救急隊員に「大人の男」に刺されたと話した。 送検容疑は07年10月16日、同市の女児の自宅玄関前付近で、女児の胸などをナイフで突き刺して殺害した疑い。 未解決だった事件は、県警が今年5月以降、04年の岡山県津山市での小3女児殺害事件で無期懲役の判決を受け、服役中の容疑者を任意聴取。06年に発生して未解決だった兵庫県たつの市の小4女児刺傷事件と加古川市の事件に類似点があると判断した。
