センバツ観戦にVR活用 専用アプリで「球場」体感
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は19日に開幕した。ヤフーが運営するスポーツ総合サイト「スポーツナビ」内で展開する「センバツLIVE!」( https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/ )では、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で連日繰り広げられる熱戦がライブ中継されている。今大会はさらに、球場にいるかのような臨場感を体験できる「VR(仮想現実)ライブ配信」やゲームを観戦したい視点を選んで視聴できる「多視点ライブ配信」も実施している。 【写真】センバツ応援ポスターに小泉のんさん VRライブ配信は、グラウンドのそばで観戦しているかのような映像を味わうことができる。バックネット裏やベンチ横などに設置した専用カメラで試合の様子を撮影。VRゴーグルを装着すれば、立体映像でより臨場感が増す。多視点ライブ配信では、複数あるカメラの視点から自分の見たいものを自由に切り替えることができる。高校球児たちの全力プレーを、スマートフォンの操作一つでさまざまな角度からチェックすることも可能だ。一塁側、三塁側のチームごとにフォーカスした映像も用意されている。 いずれの配信もソフトバンク社の技術提供で実現した。第5世代通信規格「5G」が普及する中、新たな高校野球観戦スタイルとして注目を集めそうだ。 サービスの利用には、専用の無料アプリが必要。VRライブ配信は「VR SQUARE」、多視点ライブ配信は「FR SQUARE」をそれぞれダウンロード(https://static.multi.vsp.mb.softbank.jp/koshien2021/)する。アプリは誰でも無料でダウンロードできる。【寺田翼】