パチンコ「貯玉再プレー」の手数料徴収が可能に。ホール関係者が「今は導入したくない」と語るワケ
ホールの意見としては「そこじゃない」
ファンからするとほぼメリットが感じられず、ホール側も乗り気ではない今回の新ガイドライン。A氏曰く、この業界はこういった「微妙な案件」が多いと語る。 「もちろん手数料を取れるとなったら助かるんですが、積極的に動くところは少ないんじゃないですかね。なんかパチンコ業界って、そういう案件が多いんですよ。少しでも良くしようと思って動いているのはわかるんですが『そこじゃないんだよな~』みたいな(笑)。痒いところに手が届きそうで届かない感じ。貯玉再プレーで手数料を徴収できるようになるよりも、早く電子マネーの導入を進めて欲しいですね」
場合によっては一気に広まる可能性も
今回の話を聞く限り、即座に手数料の徴収が全国的に広まることはなさそうだ。しかし、機械代の高騰やファンの減少などの理由で、困窮しているホールが多いのも事実。大手のホールが導入に踏み切った途端、一気に広まる可能性も十分考えられる。 それが結果的にさらなる業界の衰退に繋がらないことを、一パチンコファンとして切に願うところである。 取材・文/サ行桜井 【サ行桜井】 パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
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