「200人で打ち止めではない」立民・泉健太代表、衆院選の擁立目標引き上げも 今週の野党
国会戦略や党運営、重要政策を巡る方針と、さまざまな懸案に関する野党幹部らの発言を採録した「今週の野党」をお届けします。 ■野党第一党としての使命 立憲民主党・泉健太代表 200人で打ち止めではない。上方修正も考えながら擁立作業に臨む。全国の皆さんの期待は大きい。空白区を減らすのが野党第一党としての使命だ。 (8日の記者会見、次期衆院選の候補擁立目標を引き上げる可能性に言及して) ■人の道に反する 立憲民主党・安住淳国対委員長 憤りを感じる。人の道に反する。権力を持っている側があんなことをやるのは絶対許されない。なぜそういう経緯に至ったのか、ただしていきたい。 (8日に記者団に、水俣病の患者・被害者らとの懇談の際に発言を制止した環境省の対応を批判して) ■一院制の議論再燃も 日本維新の会・遠藤敬国対委員長 これまでの協議では参院に否定的な見解が多くあった。「衆院はやる」「参院はできない」ということになれば、わが党が申し上げている一院制の議論が再燃するのではないか。 (7日に記者団に、国会議員に支給される「調査研究広報滞在費」の改革を巡る衆参両院の温度差を巡り) ■何も変わらない 国民民主党・榛葉賀津也幹事長 何度も言っているが、憲法、安全保障、エネルギー。そこをしっかり(一致するように)してもらわないと、選挙協力はなかなか厳しい。そこは何も変わらない。 (10日の記者会見、次期衆院選での立憲民主党との候補者調整の可能性に関して) ■自民と組んだら消える 教育無償化を実現する会・前原誠司代表 馬場伸幸代表にも申し上げているが、私の政治経験からして、自民党と(連立政権を)組んだら維新はなくなると思っている。組んで選挙区を譲ってくれるかというと、自民党はそんなことは絶対してくれない。 (9日の記者会見、衆参両院で統一会派を組む日本維新の会の方向性について)