【広島】新井貴浩監督「いい攻撃ができた」55イニング適時打なしでも6得点で快勝/一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 広島6―0日本ハム(5日・マツダスタジアム) 広島が、投打がかみあって今季最長の連敗を「5」で止めた。 先発・森下が今季最長で最多の8回115球で5安打無四球無失点の好投で5勝目。自身19イニング連続無失点で防御率1・16となり、リーグトップに浮上。対戦を心待ちにしていた同学年の日本ハム・伊藤との投げ合いを制し、交流戦は昨年から4戦負けなしの3連勝だ。 打線は、秋山の初回先頭打者本塁打が決勝点となった。完封負けした翌日の初球を捉えた一発は、現役最多で歴代単独9位となる通算23本目の初回先頭弾。6回は再び秋山の中前打が起点となり、敵失が絡んで2点目を奪い、昨年7月以来の5番に座った田中の犠飛で追加点。8回は田中の2本目の犠飛と会沢の押し出し四球、さらに暴投で3点を追加した。今季最多14得点した5月30日のオリックス戦の8回から続く適時打なしは55イニングとなったが、効果的に得点を奪って首位・巨人に0・5ゲーム差に接近した。 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 ―5連敗でストップ 「まずは、もう何と言っても森下ですよね。今日も素晴らしいピッチングだったです」 ―森下投手は8回115球で9回のマウンドには贈らなかった 「球数的にも、次いかせたら130球ぐらいになるかもしれないので、あそこは『ご苦労さん』と。彼も『俺で連敗を止めてやる』と思ってくれていたと思うし、素晴らしいピッチングだったと思います」 ―先頭弾の秋山選手は完封負け翌日の初球を捉えた 「こういう状況だったので、アキ(秋山)の先頭打者初球ホームランというのは、チームに力、勢いをくれたと思います」 ―5番に起用した田中選手が犠飛2本で2打点 「(田中)広輔も、いいところでいいバッティングしてくれた。あとキク(菊池)も(6回2死一、二塁の)ピンチのところで、またすごいプレーで失点を防いでくれた。アツ(会沢)もリードで引っ張ってくれた。本当、頼りになるベテランの皆さんだなと思います」 ―適時打なしで6得点 「―タイムリーはなかったが効果的に得点 「後ろにどんどんつないで、チーム全体で得点をもぎとっていくというのがうちのスタイルだと思う。いい攻撃が出来たと思います」 ―今日の勝利で監督通算99勝となった 「そうなんですか? いや特に何もございませんけれども、選手に感謝したいと思います」
報知新聞社