JAL、787のミャクミャクJETが関空就航 国際線で万博PR
日本航空(JAL/JL、9201)は6月18日、2025年開催の大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の公式キャラクター「ミャクミャク」を描いた特別塗装機「JALミャクミャクJET」の2号機(ボーイング787-8型機、登録記号JA823J)を、関西空港発着便に初投入した。3日に初便が就航し、東アジアや東南アジアなどを中心とした国際線へ投入しているが、2号機が初めて開催地の関西圏に姿を見せた。 【写真】関空を離陸するJALミャクミャクJET 2号機 ミャクミャクJETの初号機(エンブラエル190型機、JA252J)は、伊丹空港を拠点とするグループ会社のジェイエア(JAR/XM)が国内線で運航しており、2023年11月28日に就航。2号機のデザインも1機目と同様、ミャクミャクなどを機体全体に大きく描いた。機内のドリンクサービスでは、ミャクミャクをあしらった6種類の紙コップを使用している。 2号機の座席数は2クラス206席(ビジネス30席、エコノミー176席)のE03仕様で、中近距離の国際線を中心に投入予定。3日の初便は羽田発マニラ行きJL77便だった。 大阪万博は、17日で来年4月13日の開幕まであと300日となった。18日の関空初便は、到着がバンコク(スワンナプーム)からのJL728便で、関空には午前7時58分に到着。出発は台北(桃園)行きJL8667便で、乗客150人(幼児1人含む)を乗せて午前10時14分に30番スポット(駐機場)から出発し、A滑走路(RWY06R)から同26分に離陸した。台北には午後0時5分に到着した。JL8667便の乗客には、関空で記念品のクリアファイルが手渡された。 18日は折り返しの台北発関西行きJL8668便、19日は関西発バンコク行きJL727便に投入を予定。訪日客に万博開催をアピールしていく。 大阪万博は大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)を会場とし、2025年4月13日から10月13日までの184日間開催を予定している。
Tadayuki YOSHIKAWA