BofA、バークレイズの円スワップ取引責任者・坂元氏を引き抜き
(ブルームバーグ): バンク・オブ・アメリカ(BofA)はバークレイズ証券の坂元脩也氏を引き抜いたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。日本の債券市場に精通した人材の獲得競争が激化している様子があらためて示唆された。
非公開情報を話しているとして同関係者が匿名を条件に語ったところによれば、坂元氏はバークレイズで円スワップ取引の責任者を務めており、現在はBofA入行前の休職期間に入っている。BofAの証券部門でも上級職に就くという。
BofAおよびバークレイズの東京在勤担当者はコメントを避けた。坂元氏のバークレイズオフィスの直通番号に電話をかけたが連絡は取れなかった。
日本銀行の政策変更をきっかけとしたボラティリティーで債券取引の妙味が高まり、この機会を生かそうとする金融企業の間では人材を巡る争いが激しさを増している。ヘッジファンドが円金利トレーダーを銀行から引き抜く一方で、銀行は競合他社から採用したり、人材引き留めのため報酬を引き上げたりしている。
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原題:BofA Hires Barclays’ Japan Yen Swap Trading Head Sakamoto(抜粋)
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Takashi Nakamichi, Lisa Du, Bei Hu