尊富士に土 連勝は9でストップ「負けは負け」東白龍のはたきに屈する
「大相撲秋場所・10日目」(17日、両国国技館) 十両尊富士(伊勢ケ浜)が東白龍(玉ノ井)にはたき込まれ、初黒星を喫した。初日からの連勝は9でストップ。もろ手で体を起こされると、変化した相手に首を押さえつけられ、懸命の押しも一歩及ばず土俵にはった。土俵上で一瞬、苦笑いのような表情を浮かべ、花道を引き揚げる際には首をひねった。 変化やはたきもある相手。尊富士は「想定外ということはない。一応、頭には入っていた」と明かした。結果的に作戦にハマった形となったが「負けは負け」と潔く認め「まだ5日あるので、修正してやっていきたい。同じ相手と(今場所)やることはないので、次の相手に向けてしっかり準備したい」と切り替えを図った。 尊富士は春場所で110年ぶりの新入幕優勝を達成。その後は右足首や左胸のけがに苦しんだが、回復した今場所は連勝街道を走っていた。