プロが選ぶ「声が良い」男性アイドルNo.1は?(4)努力も欠かさない天才肌…専門家絶賛の端正なイケボは?
男性は目で恋をし、女性は耳で恋をする―。英国の作家ウッドロー・ワイアットが遺した格言だ。この言葉の真偽は分からないが、“いい声”がアイドルにとって重要な資質であることは間違いないだろう。そこで今回は声の専門家に「最高のイケボを持つ男性アイドル」について伺った。第4回。※事前に編集部が選出した30名の中から5名選出していただきました。(取材・文:編集部)
●MANATO(BE:FIRST)
―――BE:FIRSTのMANATOさんです。MANATOさんは、演技ではなく歌がメインですね。 「MANATOさんは、とても訓練されたお声をお持ちですね。いろいろな声を試されて、研鑽を積まれたのが分かる声質です」 ―――MANATOさんは、アーティストのSKY-HIさんから「才能を見つけてしまった」と評されるなど、天才肌のアーティストとして知られています。 「正確に言うと、持って生まれた才能をきちんとサボらずに育ててこられた方ですね。どんな難題も圧倒的な練習量ですんなりこなしてしまうという、トレーナーからすると一番レッスンしやすいタイプです(笑)」 ―――優等生タイプということですね。 「そうですね。ただ、MANATOさんの場合、歌い方が整い過ぎているので、歌う際は、崩し方までしっかりと研究されていると思います」 ―――ちなみに、MANATOさんの歌唱には、どのようなジャンルの曲が似合うでしょうか。 「スイートなR&Bバラードですね。ロックは合わないと思います。MANATOさんご自身もリズム感があって間延びしない話し方をされるので、ブラックミュージックやヒップホップがお好きな方だとお見受けしました」 ―――話し方から音楽の嗜好が分かるんですね…! 「ある程度は分かりますね。例えば、クラシック好きの方と映画好きの方は話し方が似ていて、隙間なく流れるように話されるんですよ。 ただ、タレントさんや芸人さんの中では、キャラクター作りのためにあえて話し方を変えている方もいらっしゃるので、一概には言えないですね」 ―――何人か思い当たる顔が浮かびました(笑)。 【日本美声チューニング協会 三浦人美会長 プロフィール】 発声解剖学をベースにした声を出しやすい身体に整える美声チューニング®を提唱。20代はバンドのボーカルとして芸能事務所へ所属。年間300本のライブをこなし歌い続けた経験の中で発声・姿勢・呼吸等、身体のアプローチから声を変えていく手法を実践。バンド活動の終了後は、講師として稼働をスタート。人前で声を扱うことが多い企業代表や芸能事務所所属のアーティストレッスンまで延べ3,000人以上の方を指導する。
編集部