【バドミントン】「全英オープンは特別な大会。先を見すぎ、二人でこの舞台を楽しむことが結果につながればと思う」(櫻本)
櫻本絢子/宮浦玲奈 女子ダブルス1回戦で松本麻佑/永原和可那に2-1で勝利
3月12日にBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)が開幕した。ここでは、大会初日の1回戦を戦った選手のコメントを紹介する。 櫻本絢子/宮浦玲奈 女子ダブルス1回戦:松本麻佑/永原和可那に2-1で勝利 ――日本ペア対決に勝利 櫻本 ナガマツペアとは、宮浦とのペアだと(昨年の)インドネシアオープン以来の2回目。その時はすごく打ち込まれて負けた印象が強かったので、今日はその相手の強打を一発しのいで、そこから自分たちの形にもっていこうと話していました。その作戦がすごくハマったのが、よかったと思います。 宮浦 自分がどれだけしっかり沈めて前に入るかでした。絢子が後ろに入れば、絶対に決めてくれるとか、絶対自分にいい球を出してくれると思っていたので。自分がとにかく入れて、しっかりラリーするのを徹底できたと思います。変なミスの仕方とか、いい球を打とうと思って逆に甘い球を打ったりしてしまったので、そこは変えなきゃいけないという反省はあります。 ――相手の強打への対策などはあったか 櫻本 トップレベルになれば、みんな強打があります。レースが始まったころより、自分たちのレシーブ力が上がったので、前回戦った時よりはレシーブができる自信があったし、風の使い方を2人とも対応できるようになっているので、少し自信を持ってできた部分はありました。 ―追いつかれた後のファイナルゲームは、どう臨んだか 宮浦 最初のゲームを頑張って取って、2ゲーム目は我慢と思っていましたが、最後は自分の心臓が飛び出るんじゃないかというぐらい、すごく緊張してました。相手は風を意識したり、絢子の強打を嫌がったり、私が前衛で落とした球を嫌がったりしていましたが、私は(自分たちの)勝ちが見えてから、“このまま取り切りたい”っていう余計な邪念を出してしまった。でも、それまでの過程をしっかりできたことが、勝利につながったのかなと感じます。 ―この大会の目標 櫻本 全英オープンは特別な大会というのが、自分の中にはある。優勝したい気持ちはもちろんありますが、先を見すぎ、まずは2人でこの舞台を楽しむこと。それが結果につながればと思っています。 宮浦 楽しみながら、自分のやれることをやるだけ。自分の力を出し切れないのが一番悔しいし、その悔しさは、何回も何回も味わっている。やりきって終わることが大事だと思うので、どの試合もしっかり自分の力を出しきって、やれるところまでやって、しっかり勝ち進んでいきたいと思います。