巨人・大勢 サヨナラ敗戦投手はプロ初も「また明日、しっかりチームの力になれるように投げたい」
◇セ・リーグ 巨人1―2阪神(2024年4月18日 甲子園) 巨人の守護神・大勢投手(24)が阪神戦(甲子園)で1死も取れずに延長10回サヨナラ負け。今季初黒星を喫した。大勢がサヨナラ敗戦投手となるのはプロ3年目、通算91試合目の登板で自身初。 【写真】<神・巨>8回1死一、二塁、同点に追いつかれた菅野(左)は阿部監督(中)に降板を告げられる 1―1で迎えた延長10回だった。この回から4番手として登板した大勢だったが、最初に打席へ迎えた中野に左前打され、続く森下にも中前打されて無死一、三塁のピンチ。 ここまで4打数無安打だった4番・大山の初球に森下が走り、無死二、三塁となると、大山を1ボールから申告敬遠して無死満塁となった。 ここで打席に迎えたのは菅野に3打席連続三振を喫するなど、ここまで4打席無安打だった佐藤輝。だが、カウント2―2からの6球目、内角へ投げた渾身の155キロ直球を右前に弾き返され、1死も取れずに14球でサヨナラ負けとなった。 大勢がサヨナラ負けで敗戦投手となるのはプロ3年目で初。満塁ではプロ入りからこれまで13打数無安打に抑えていたが、満塁で初めて打たれた安打が悔しいサヨナラ打となった。 大勢の投球内容は0/3回で打者4人に対して14球を投げ、3安打1失点。奪三振はなく、1四球を与え、直球の最速は158キロだった。 試合後、大勢はまず森下との対戦に「ゲッツーを狙っていたんですけどね、いいところに打たれたなという感じです」とコメント。満塁となってからは「1個ずつ、1個ずつという感じで投げていました」と振り返った。 それでも「明日も試合があるので。今日できる反省をしっかりやって、次また明日、しっかりチームの力になれるように投げたいなと思います」と前を向いていた。 なお、巨人のサヨナラ負けは2日の中日戦(バンテリンD)以来今季2度目。甲子園でのサヨナラ負けは2021年9月4日にビエイラが大山にサヨナラ被弾して以来。甲子園での延長サヨナラ負けは2019年5月29日、12回に桜井が高山に代打サヨナラ満塁被弾して以来5年ぶりとなっている。 ▼杉内投手チーフコーチ 上位に合わせていったんですけどね。こういう時もある。また次、気持ち切り替えてやってもらいたい。