安心の職場環境へ ムスリムに「ハラルフード」 群馬・富岡市
マレーシアの研修生が多い、群馬県富岡市にある電子部品メーカーの工場では、イスラム教徒でも食べられる「ハラルフード」のメニューを去年から社員食堂で提供しています。 車載アンテナや電子機器用コネクターなどを手がける「ヨコオ」の富岡工場では、マレーシアにあるグループ会社から毎年10人ほどの研修生や出張者を受け入れています。 研修生の中には、イスラム教徒・ムスリムも多く、戒律で許された食品「ハラルフード」しか食べることができません。 ヨコオでは、誰もが安心して働ける職場環境を実現しようと、去年から社員食堂で「ハラルフード」のメニューを日替わりで提供しています。 現在、富岡工場には、マレーシアのグループ会社の研修生が5人在籍していて、19日も昼時になると、食堂でハラルフードのカレーなどを味わっていました。 ハラルフードの提供開始から1年、メニューは約240種類にのぼりますが、今後も継続して取り組み、優秀な人材の確保や職場環境の充実に繋げたいとしています。