米地元メディアも八村塁のウィザーズ入団会見に注目「自信に満ち日本マスコミ群衆引き連れる」「サマーリーグでデビュー」
ワシントン・シティペーパーは「ウィザーズに新たなスター八村が加わる」との見出しで、多くの日本メディアが詰めかけて行われたウィザーズの本拠地キャピタルワン・アリーナでの記者会見の様子や、八村の経歴、ドラフト指名の背景を伝えた。 「彼は首都のワシントンD.Cでプレーすることで国際的なバックグラウンドを持つ人々と多くの交流機会を持てるだろう。彼は、街で桜を見て、日本食レストランに行ってみたいとも話していた。ウィザーズのオールスター選手、ブラッドリー・ビールは、昨年のナイキキャンプで一緒にプレーしており、彼のことをすでに良く知っている」という情報も付け加えた。 ゴンザガ大学の地元スポケーンのテレビ局KREM2は「ゴンザガ大の八村、ワシントンDCでデビューを果たす」との見出しで、入団会見の様子を報じた。 「元ゴンザガの卓越した選手、八村が金曜日にウィザーズとNBAの記者会見に臨んだ。八村は、首都で暖かい歓迎を受けた」 記事は「塁にとって大きな1日となった。彼はジョーダン・ブランドと契約を結んだことも発表した。彼は記者会見で、今の地点まで引き上げてきたこの数年がどのようなものだったか振り返る時間を持った」と、ナイキの「ジョーダン・ブランド」との契約が行われたことを報告。同メディアによると、八村はゴンザガ大学で過去に2番目に高い順位でのドラフト指名選手で、全体3位指名のアダム・モリソンが最高順位だという。 また当初、ホーネッツやティンバーウルブズがドラフトの全体10位台前半で指名する予想されていたが、ウィザーズが9位で指名したことを受け、「この選択はチームが彼を本当に欲しがっていたことを意味する」と分析した。 「ウィザーズは、今現在、興味深い立ち位置にあり、おそらく塁は来シーズンにプレー時間を得ることになるだろう。チームは、ブラッドリー・ビール、ジョン・ウォールとマックス契約を結んでおり、これは、他の選手に分ける資金がそれほぼ多くないことを意味する。ウィザーズが19歳の選手よりも、少しだけ経験豊富な選手(の八村)を指名したのも理解できる」とも断言、1年目から八村に多くの出場機会が与えられることを予想した。 地元メディアではないがNBCスポーツは、ウィザーズの2019年のサマーリーグの日程が発表されたことを紹介し初戦でザイオン・ウィリアムソンを全体1位指名したペリカンズと対戦ことを伝えた。 「ウィザーズは、もしかしたらドラフトでレブロン・ジェームズ以来の話題を集めたザイオン・ウィリアムソンを全体1位で指名したニューオーリンズ・ペリカンズを相手に(サマーリーグを)スタートさせることになる」 同紙によると、ウィザーズは昨年のサマーリーグは1勝4敗で終えた。「トロイ・ブラウンJr.、八村塁、アドミラル・スコフィールド、ジャスティン・ロビンソン、ガリソン・マシューはウィザーズのコーチ陣に彼らのスキルを見せるべく、多くのプレー時間を得ることが期待される」と続け、このサマーリーグが八村の実戦デビューとなることを明らかにした。