民営化で「国内線1日49便→53便・国際線週11便→28便」仙台空港民営化から8年で記念イベント
東北放送
仙台空港が民営化してから7月1日で8年になります。29日から記念のフェアが開かれるのを前に、フェアの内覧会が開かれました。民営化から8年、コロナ禍を経て就航路線数も旅客数も増えるなど民営化による一定の効果が出ています。 【写真を見る】民営化で「国内線1日49便→53便・国際線週11便→28便」仙台空港民営化から8年で記念イベント 国内線のファーストクラスで提供されている伊達家の陣羽織をモチーフにした5色のレアチーズケーキ、老舗の菓子店のバター最中など。 29日から始まる仙台空港8周年のフェアでは、空港スタッフが選んだ東北6県のお土産20種類が集まっています。 また、空港内のレストランでは、期間限定で三陸産のカキフライや、県産メカジキのヒレの付け根の身を使ったメニューが楽しめます。 大友惇之介記者: 「民営化から8年となる仙台空港です。民営化でたくさんの新規就航があり、きょうも多くの方が国際線に訪れています」 仙台空港は2016年7月、国が管理する空港としては初めて民営化されました。 以来、県内外の自治体と連携したキャンペーンや新規路線の就航に向け誘致活動に取り組みました。その結果、旅客数は2019年に371万人を超え過去最高に。そして、去年は国内旅行の回復から、コロナ前の9割の355万人にのぼりました。 仙台空港 筒井公一施設営業部長: 「集まった民営化の会社のなかで、アイデアを出し合って少しでもお客さんに情報が適切に伝わるようにとか、サービス面で安心安全を念頭に日々取り組んでいる」 民営化8周年のフェアは29日から7月7日までで、新潟便の就航を記念したフェアも同時開催されれます。 改めて仙台空港の民営化による変化を見ていきます。 国内線は、民営化前の1日あたり49便から6月時点では53便に、国際線では週11便から現在では28便に増えています。 旅客数も2016年以降、増え続け2019年には過去最高の371万人に。コロナ禍で一時は減ったものの去年は以前の水準に戻りました。今年は過去最高を更新する379万人を見込んでいます。
仙台空港では「民営化に伴って空港のリニューアルも検討してきた。飲食店やおみやげ店を増やすなど、さらなる改良を続けていきたい」としています。
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