「私を止めてほしい」―ストーカーからのSOSメールが届いた 専門家は治療が必要と指摘
ストーカーの大多数は、愛着心理を基底とする「反応的攻撃」をします。殺人、傷害、暴行、自殺などの究極の「反応的攻撃」を防ぐために、攻撃の因果関係を医学的に明らかにし、治療や教育に結びつけることが大切だと思います。(略) ストーカーというのは、「俺を馬鹿にしている言動はないか」「私を裏切っている言動はないか」と、頭の中で常に検索エンジンをかけ続けているかのようです。率先して自分にとって不快な事象を探し、攻撃の種を拾うことに余念がないのです。しかし、相手との関係分析や自分の精神分析にはきりがありません。 *** ともすれば警察の対応に注目が集まりがちだが、医療も含め社会全体での対策が必要なのは間違いない。 ※『「ストーカー」は何を考えているか』より一部を抜粋、再編集。
デイリー新潮編集部
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