NTT東がキャンプ場運営事業 公営施設、アプリで快適に
NTT東日本は24日、キャンプ場運営事業に参入すると発表した。集客難や人手不足で赤字に陥っている公営施設の運営を受託するのが柱だ。老朽化した設備を刷新したり、スマートフォンのアプリを活用したりして快適な宿泊体験を提供し、収支を改善する。国内で通信事業が頭打ちとなる中、成長に向けて事業を多角化する狙いだ。 事業を手がける子会社としてNTTランドスケープ(東京)を11月1日に設立する予定だ。資本金は3億円。キャンプ場は来年春に2カ所の開業を目指す。社長に就くNTT東ビジネス開発本部の木下健二郎担当部長は「2029年度に15カ所程度まで増やして売上高を30億円にする」と述べた。