AIトークン、ゴールドマンのレポートとは逆行──CoinDesk 20をアウトパフォーム
AIの今後をどう読むか
一方、セコイア(Sequoia)による別のレポートでは、この業界には依然として大きな収益格差があり、その額は6000億ドル(約96兆円、1ドル=160円換算)にのぼると論じられている。 同レポートでは、AIが「膨大な経済的価値」を生み出すと強調されているが、まずは投機的な熱狂を乗り越える必要がある。 「この瞬間に冷静さを保った者が、極めて重要な企業を築き上げる機会を手にする」と同レポートを書いたデイビッド・カーン(David Cahn)氏は述べる。「しかし、シリコンバレーから他の地域、さらには世界へと広がりつつある妄想を信じないようにしなければならない。」 AIトークンは確かに、こうした極めて重要な企業の一角を占める可能性を秘めている。エヌビディア(Nvidia)はこの点を認識しており、今年初めのGTCカンファレンスでは、NEARの創設者イリア・ポロスキン(Illia Polosukhin)氏をステージに招き、ジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏との対談が行われた。NEARは、LLMの基盤となるアーキテクチャであるトランスフォーマーの研究で自然言語処理に革命を起こした。 さはさりながら、暗号資産(仮想通貨)はその投機的熱狂でも知られており、AIが伸るか反るかは未知数である。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Unsplash|原文:AI Tokens Outperform CoinDesk 20 Index Tuesday Despite Clouds Forming Over Industry
CoinDesk Japan 編集部