やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手(6)12試合で5得点関与! 18歳で欧州行きの超逸材
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
FW:若月大和(レノファ山口FC) 生年月日:2002年1月18日 前所属クラブ:湘南ベルマーレ 2024リーグ戦成績:12試合3得点2アシスト 若月大和は、桐生第一高校在学中の2018年にU-17サッカー日本代表の一員としてFIFA U-17ワールドカップに出場し、2019年に湘南ベルマーレに特別指定選手として加入すると、翌2020年1月から2年間の期限付き移籍でスイスのシオンに加わった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームの活動が止まるなど、厳しいタイミングでの欧州挑戦はうまくいかず、2022年に湘南に復帰している。 日本で心機一転、キャリアを立て直したい若月だったが、湘南でもコンスタントな出場機会を得られず、2023シーズンはJ1で7試合出場無得点という結果に終わり、今季は完全移籍でレノファ山口FCに加入した。 若月は、今季開幕戦の横浜FC戦でいきなりゴールを決めて最高のスタートを切ると、その後しばらく得点から遠ざかった。レギュラーポジションをつかんでいたものの、第12節・鹿児島ユナイテッドFC戦と第13節・ベガルタ仙台戦で出番を与えられず、再びレギュラーポジションを失いかけていたようにも見えた。 それでも、第14節のモンテディオ山形戦では、1つのターニングポイントになったかもしれない。若月はこの一戦でPKを失敗し、チームにも不安の影を落としたが、直後のCKから自らゴールを決め、自らの悪い流れを断ちきるとともに、チームの勝利に貢献した。第16節・藤枝MYFC戦でもゴールを決めており、調子は上がっていると言えそうだ。 周囲が期待したような順風満帆のキャリアではないものの、まだ22歳の若月には、これから多くのチャンスが待っているはずだ。
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