始球式、府内から3人 /大阪
<センバツ2019> 阪神甲子園球場で23日に開幕する第91回選抜高校野球大会で、府内からは小学生3人が始球式に登場する。大舞台を前に、意気込みを聞いた。【安田美香、森井ひとみ】 ◇準備万端で当日を 大阪市立市岡小5年・藤澤智也さん 【大会第9日】野球好きの父秀昭さんが応募してくれた。当選の知らせに「すごいな!」と驚いた。阪神タイガースのアカデミーで週1回、楽しみながら野球に取り組む。親子で観戦に訪れている甲子園のマウンドに立つことになり「普通に緊張する」。父親相手に投げ込み、準備万端で当日を迎えるつもりだ。「高校球児みたいに真剣にミットに向かって投げたい」 ◇ボールを届かせる 吹田市立南小5年・吉田絢南さん 【第10日】野球経験はないが、父康弘さん(47)、弟の晴将さん(8)とキャッチボールをして毎日練習に励み、「少しずつ上達している」と手応えを感じている。普段は日本拳法に夢中のスポーツ少女。今年は、得意の蹴りでひとつでも多くの大会で優勝したいと張り切っている。始球式では「絶対にキャッチャーまでボールを届かせる」と、笑顔で意気込みを語った。 ◇ストライク決める 藤井寺市立藤井寺西小3年・浅田武蔵さん 【第11日】小2の夏、友だちに誘われ「藤井寺スターズ」に入団。ポジションは捕手で「武蔵やったら、どんな球でも捕ってくれる」と投手陣の信頼は厚い。今年は試合でホームランを打つのが目標だ。チーム練習の合間を使い、父昌紀さん(45)が買ってくれた硬球で、始球式に向けて練習を重ねている。「甲子園では、ストライクを決めたい」と笑顔を輝かせた。