「仕事の完遂」をつねに「美徳化」する上司の盲点 優秀なリーダーが「仕事を区切る」3つの理由
区切りをつけることは、時計を積極的に支配することなので、実行モード(赤ワーク)から脱して思考モード(青ワーク)に移りやすくなる。 時計を支配すると、仕事の工程を振り返って改善する時間を組織的に設けることが可能になる。加えて、区切りをつけると、それまで行っていた活動から心理的な距離が生まれる。 そうした距離が生まれ、活動を終えたことを労ってからのほうが、改善に向けた取り組みにスムーズに着手できる。
これからは、産業革命期に誕生した「続行」というやり方は忘れ、「区切りをつける」ことを実践してほしい。
L デビッド マルケ :米海軍攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」元艦長