「欲しいのはポストではない」連日チヤホヤ、今が“売りどき”玉木雄一郎という男
10月27日の衆院選で、改選前7議席から28議席に大躍進した国民民主党。玉木雄一郎代表は、過半数を確保したい与党・自民党と、政権交代をもくろむ野党第1党・立憲民主党の双方から“組もう”と言い寄られ、連日その動向が新聞やテレビなどで伝えられている。 【写真】節分で「赤鬼」コスプレをする玉木雄一郎
いつもアニメソングを歌っていた
政治評論家の有馬晴海さんは、玉木代表についてこう話す。 「頭脳明晰で政治能力が高い。なかなかのイイ男でもあります。父親は獣医師として農協の仕事をするなど自民党に近く、自身の政策も自民党寄り。一方で民主党から政治家人生をスタートするなど野党暮らしが長く、自民、立民いずれもつけ入るスキはあるでしょう。本人もまた、いまが一番の“売りどき”ということは重々承知しているはずです」 玉木氏は、香川県さぬき市出身。本人が公式サイトで公開する情報などによると、農協の仕事に携わったのは父親だけでなく、祖父も地元の農協で組合長だったという。 母親は特別養護老人ホームで働いていた。 《3人兄弟の長男として、田んぼの真ん中の家に生まれ育つ。母親のバイクの後ろに乗って幼稚園に通っていたが、いつも大きな声でアニメソングなどを歌っていた。風に吹かれて気持ちよかったことは、自分でもよく覚えている》(玉木氏の公式サイトより、以下同) 小学生のときは『少年ジャンプ』を愛読。毎週、自宅から30分かけて雑貨店に買いに行った。唯一の習い事は、そろばん。家族から農作業を手伝うように言われるのがイヤで、逃げるように勉強に打ち込んだ。当時の将来の夢は、 《卒業文集には「国連事務総長」になると書いてある》 中学生のころ、テレビでマイケル・ジャクソンのコンサートを見て衝撃を受け、大ファンに。サッカーや野球などスポーツが得意だったが、進学校で知られる県立高校では軽音楽部に入部。仲間とバンドを組むなど音楽に傾注していった。文化祭委員長を務め、ダンスイベントを企画した。 《ギターやピアノはその頃独学で覚える。よく、曲も作っていた》 1浪して東京大学法学部に合格。陸上部で十種競技にのめりこみ、筋トレで肉体改造に成功したという。