"驚異の的中率"お股ニキ氏が全力分析!! 2024プロ野球「大化け」する野手は誰だ!?
前回配信した投手編に続き、今回は野手編をお届け! 今季目覚ましい進化を遂げた野手について、野球評論家、お股ニキ氏が徹底的に分析。過去に何人も「大化け」した選手を言い当ててきた"目利き"は、どんな選手を挙げるのだろうか? 【写真】お股ニキ氏が分析した選手たち ※成績は4月22日時点。 * * * ■MLBでも通用する別格の和製大砲 昨季は、3割打者がセ・パ両リーグで合計5人と過去最少に終わり、「投高打低」の傾向が強まっているプロ野球。「今季は打球が飛ばない」ともささやかれているが、そんな打者受難の時代でも、実力をいかんなく発揮できる猛者は誰なのか? 昨季と比べて、進化やレベルアップ、さらには劇的復活した選手について、現役選手からの支持も厚い『週刊プレイボーイ』本誌おなじみの野球評論家、お股ニキ氏に分析してもらおう。前回の投手編に続き、今回は野手のブレイク候補をお届けする。 今季の打者を語る上で、岡本和真(巨人)を外すわけにはいかない。一時は、長打率や得点圏打率、OPSなど打撃9部門でリーグ1位につけるなど、見事な開幕ダッシュ。お股ニキ氏も「すでに球界を代表するバッターですが、昨季からの進化という点で〝大化け〟と言ってもいいのでは」と語る。 「いつも春先に強い岡本ですが、今季はこれまで以上に別格感があります。私は以前から、岡本がMLBに挑戦したらどのぐらい打つか、と聞かれたら、『打率.274、34本塁打くらいは打つ』と答えてきましたが、今年4月の岡本は鈴木誠也(カブス)の日本時代の全盛期を超えています。MLBで通用する日本人野手ナンバーワンだと思います」 大絶賛の岡本に続き、お股ニキ氏が名前を挙げたのは、両リーグ断トツの8盗塁を決めている周東佑京(ソフトバンク)だ。今季は足での活躍だけでなく、打率も一時は3割5分超えで、その後もリーグ上位をキープ。昨季の打率.241と比べ、飛躍の幅は非常に大きい。 「〝大化け〟という言葉が一番当てはまるのは周東ですね。ただ、私は周東が打てない時期も『バッティングもいいから1番で使うべき』と提言していました。とにかく身体能力が素晴らしいんです。 また、守備範囲も桁違いなので、『センターで見たい』と昨季からずっと言い続けてきましたが、今季は開幕からセンターで固定されており、案の定、素晴らしいプレーを見せています。名作野球ゲーム『ファミスタ』でおなじみの〝ピノ〟みたいな守備範囲ですよ」