[CX-60]ってやっぱ安いのよ!! BMWやベンツなら1000万円越えじゃない!?
■SUVであってもしっかりと人馬一体
マツダといえば従来からオルガン式アクセルペダルやペダルレイアウトなどにひとかたならぬこだわりをもってきた。マツダらしいのが、それをさらに効果的なものにするべく新機能の自動ドライビングポジションガイドを搭載したこと。 ドラポジは自己流という人は案外と多いもの。正しいドラポジをとっていないとせっかくのペダルレイアウトも台無し。 しかしこれがあれば、ドライバーの目の位置を検出するカメラと身長を入力したデータから体格を推定し、自動でマツダが考える人馬一体のシート位置などにセッティングしてくれるのだ。
■知れば知るほどコスパ最高のCX-60
そして縦置きプラットフオームだけに、ロードスター譲りのKPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)が採用されており、ロールも少なくビタっと安定してコーナーを曲がることができる。 また最新のADASはもちろん、マツダが以前から研究開発を進めているドライバー異常時対応システム(DEA)も搭載されている。ドライバーの状態をモニタリングし、異常を検知しドライバーが運転に復帰できないと判断すると自動で減速、停止し外部へ緊急通報を行うというもの。 一度テスト車両で体験したことがあるが、周囲を巻き込んでしまうような事故を未然に防ぐすぐれた機能だ。 世界が電動化に向けて突き進む中、あえて冷静にFRプラットフォームや直6エンジン、トランスミッションまでを新規開発してきた。 それでいてスタートプライスは322万3000円~。もっとも高価なPHEV Premium Sportsでも646万2500円。 これもCEV補助金55万円+自治体の補助金45万円(東京都の場合。各自治体によって変動)が受けられ、そして環境性能割非課税、重量税&自動車税減税なのだから、円安で輸入車は軒並み値上げし、あらゆる物価が高騰傾向のいまにあってコスパ最高といっていいと思うのだ。