ミームの時代にようこそ──ミームとゲーミフィケーションは金融を変えている
友達とお金を稼ぐのは楽しい
伝統的金融と暗号資産金融の両方で起きていることは、何か新しい強力なことを物語っている。何十年もの間、曖昧で難解、直線的で浮世離れした金融サービスが続いた後、人々は逆の方向に動いている。 集団的な金融パワーを発見し、そのパワーを市場に応用することは、日常的かつグローバルに人々をつなぐテクノロジー(例:レディット)と、金融の自律性を民主化するテクノロジー(暗号資産)とに密接に関係している。 これらはすべて、結局のところ、単純に楽しく、ユーモラスなミームベースのコミュニティと金融のゲーミフィケーションに包まれている。このようなコミュニティが動かす娯楽的な富の創造が成長しない世界を想像することは難しいだろう。 金融のミーム化とゲーミフィケーションは、テクノロジーが互いに融合した結果と考えることができる。これまで、我々がオンラインで時間を過ごすさまざまな方法は、かなり区別されてきた。ソーシャルプラットフォーム、金融プラットフォーム、教育プラットフォーム、ゲームプラットフォームなど、すべてが分離されており、それぞれのデジタルサイロに隔離されていた。 この20年間で、これらの分野の一部はすでに融合している。ゲームとソーシャルメディアはすでに切っても切り離せないほど結びついており、Twitchのようなプラットフォームは特にこの2つの交差点をターゲットにしている。暗号資産の力で金融もソーシャルメディアに組み込まれ始めている。 このようなテクノロジーの融合という点では、間違いなくAPAC(アジア太平洋地域)は西側諸国を大きくリードしている。ウィーチャット(WeChat)のようなプラットフォームは、コマース、ソーシャルメディア、ゲーム、コミュニケーションなどをシームレスに組み合わせている。 これらすべてのテクノロジーが互いに融合するとき、かつては別々のエコシステムであったものの間で共通するのは何だろうか? カルチャーだ。 そして、カルチャーはどのようにオンライン上で広がっていくのだろうか? ミームだ。すべての人のニーズを満たす次の製品が何かはわからないかもしれないが、ひとつだけ確かなことは、すべての人が幸福を必要としているということであり、それはミームかもしれない。