決勝進出のHonda 監督が語るキーワードは「感動」 野球日本選手権
第49回社会人野球日本選手権大会は第11日の8日、京セラドーム大阪で準決勝があり、Hondaが三菱重工Eastに2―0で勝ち、準優勝した第41回大会(2015年)以来、8大会ぶりに決勝に駒を進めた。Honda・多幡雄一監督の試合後の主な談話は次の通り。 【写真まとめ】 Honda vs 三菱重工East(準決勝) ◇Honda・多幡雄一監督 <先発・岡野佑大投手が好投> 球の強さとテンポが良かったですね。荒れながらの投球だったので相手は狙い球を絞りづらかったのではないかと思います。見ている方は不安になりますけど、それで耐えて粘ったので、そこは評価できます。 <就任1年目で決勝まで来た> 都市対抗(出場)を逃してから長い夏をみんなで乗り越えて、ここまで来られたのは選手に恵まれているな、と思います。今日の1点目は犠飛でしたけど、ああいうヒットじゃなくても点を取れる攻撃をしようというのは(夏以降で)取り組んできたことなので、それが今つながりました。 <無失点で準決勝を終え、今大会4試合で計2失点> 投手陣はもちろん良いですけど、そのバックには守備陣がいますので、全員で守り切った結果だと思います。 <決勝進出できた最大の要因は> みんな必死に戦っているということと、「人を感動させるようなチームになろう」と僕の方針でも掲げていて。そのためには自分たちも感動するようなプレーをしなくてはいけないというところで、みんながそういう風に戦ってくれているのが一つの要因だと思います。 <チームとしては久しぶりの決勝> 僕自身が現役の時に決勝まで来て準優勝に終わった経験がありますので、なんとかあと一つ取りたいですね。 <相手はトヨタ自動車> どんな展開でも最後に1点を勝ちきれるように。1点しか取れなければ0点に抑え、10点取られたなら11点取る、そういう方針で戦いたいと思います。 個人的ですけれど、(母校の石川・)星稜高校出身で後輩の北村(祥治)がいるチーム。社会人野球の中で母校の後輩が頑張っている、そのチームと決勝で戦えるのはすごくうれしいですね。もちろん警戒する選手なので、対策は万全にしたいです。