関ヶ原の合戦後、謎の怪物が人を喰う…WOWOW×松竹・松竹京都撮影所、初タッグのドラマ「I, KILL」製作決定
ティザー映像は、150年続いた戦乱の世が終結し、平穏を取り戻したかに見えた日本を襲う未知の恐怖を収めたもの。本映像には本篇映像の他にソニーPCLの協力のもと、バーチャルプロダクション技術を用いたパイロット版の映像も一部使用している。スタッフのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
脚本:港岳彦
そのアイデア自体は、あちこちで、何度か耳にしてきたものでした。--おもに笑い話として。実際に、映像化されたものもあったのかもしれません。ですが、思いつきレベルの雑談ならともかく、そのアイデアをふくらませて、大がかりな長編に仕上げようと目論む人たちがいるとは思いませんでした。「“それ”がああなって!こうなって!こんなことにもなっちゃって!」「ぜったい世界と勝負できると思うんですよ!」と、ガンギマリの目でプレゼンするヤングポール監督を見ながら、どうやってこのヤバい人から逃げようかと考えていたのに、気づくと大学の先生による“それ”の講義に強制参加させられ、監督のお気に入りだという“それ”の DVD を押し付けられ、いつしか若き優れた脚本家たちも巻き込まれ、あっと驚く錚々たるキャストの方々が集結していたのでした。「正気か?」の連続でしたが、脱稿した頃には、ぼくも彼と同じ目をしていました。やりました。時代劇×ゾンビ 大巨編どうか、ご期待ください!!!
監督:ヤングポール
本気の人間が集まった結果、、、ヤバい作品が生まれつつある。初めて見る独自なジャンルの様でいて、しかし歴史に裏打ちされた堂々たるエンタメ感もあるという奇跡的な掛け算が成立している、と思う。現在撮影中ですが、画面から漲るパワーが半端ない。これは、面白いです。
監督:服部大二
ゾンビ×時代劇×サバイバルホラー。テーマは「生きる」。この作品をオファーされて引き受けなかったら、監督になった意味がないと思った。野心的な作品を創り続ける「WOWOW」と世界が注目する鬼才「ヤングポール」、その2つと本格時代劇を創り続ける「松竹撮影所」を融合させるのが私の役目だった。誰も見たことのないファンタジーを創作するという意味では、ゾンビも時代劇も同じである。私の持っている僅かな時代劇の経験と知識を、太秦のスタッフと共に、ゾンビ部、アクション部と共に、この作品において全力を持って発揮させる所存である。撮影は過酷である。毎日が衝撃である。「I KILL」の撮影は初体験の連続であり、スタッフ・キャスト全員の精神と体力を限りなく消耗させる。だが、誰も弱音を吐かない。気力は充実している。早く「I KILL」を世界に届けたい。その一念である。