16年前に火災で焼失…伊佐須美神社の本殿など約8億円かけて再建へ 福島・会津美里町
テレビユー福島
会津の心のよりどころが、再建へ向けて動き出しました。2008年の火事で焼失した福島県会津美里町の伊佐須美神社の本殿などを、およそ8億円をかけて再建する計画が示されました。 【写真を見る】16年前に火災で焼失…伊佐須美神社の本殿など約8億円かけて再建へ 福島・会津美里町 浦部智弘アナウンサー「会津美里町の伊佐須美神社の拝殿の奥には、16年前に火事となった本殿の土台部分のみが残っています」 およそ2000年の歴史を誇り、会津の地名の由来の地とされる伊佐須美神社。11日午後、拝殿で祝詞をあげ、神前に再建計画が報告されました。 今野貴哉記者(08年10月)「伊佐須美神社の本堂です。骨組しか残っていない。全焼です」 08年10月、伊佐須美神社で不審火があり、本殿や神楽殿などが全焼しました。伊佐須美神社では、現在、仮の社殿を設けていますが、多くの行事などが規模を縮小して行われ、本殿の再建を望む声があがっていました。 郡山市から訪れた参拝客「神社が盛り上がるのは良いことなので、楽しみですね」 町内の学生「よく年越しとか来るので、もっと人も来ると思うので良いと思います」 火事から16年、再建計画を進める会が設立されました。再建の費用は総額でおよそ8億円を見込んでいて、このうち5億円を寄付で集めることにしています。新しい本殿は、室町時代以降受け継がれてきた様式を守り、拝殿、そして神楽殿なども再建する計画です。 再建を進める会の会長には、神社とゆかりが深い会津藩主松平家の現在の当主松平保久さんが就きました。 伊佐須美神社御再建奉賛会・松平保久会長「みなさんに癒しのスポットとしても気軽に訪れていただけるような次の時代にフィットした神社の形になればとてもうれしいなと思う」 再建する本殿は、2030年中の完成を目指すということです。
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