紀州のドンファン妻が狙う“闇セレブ”のポジション。性への執着と闇オーラの悪女が浮かべる妖艶な笑みとは/辛酸なめ子
今後、犯罪系セレブのポジションを狙うかも
ちょうど先日、頂き女子「りりちゃん」こと渡辺真衣被告の事件が映画化される、というニュースがありました。海外でも『令嬢アンナの真実』(Netflix)など、詐欺罪を犯したにせセレブの女性の事件がドラマ化され、本人も注目を集めて有名人になっていました。 羽賀研二も恋愛リアリティ番組に出演していて、話題性があれば犯罪歴がある人でも起用されてしまいます。闇バイトならぬ闇セレブです。 虚栄心や名声への欲求が強い須藤早貴被告なので、もしかしたら今後、犯罪系セレブのポジションを狙うかもしれません。そしていつか刑期を終えたら、好きなアイドルと同じ土俵に立ちたい、と……。 犯罪で有名になれるということで、闇セレブや犯罪系セレブに憧れる風潮になったら世も末なので、人格者が支持を集め、正義が勝つ世の中であってほしいです。 <文&イラスト/辛酸なめ子> 【辛酸なめ子】 東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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