現代人がやりがち? 体質改善を妨げる3つの悪習慣(漢方薬剤師・鹿島絵里さん)
「漢方薬店kampo's(カンポーズ)」薬剤師・薬学博士の鹿島絵里さんが漢方医学視点からのカラダづくりを提案する連載「漢方でつくるヘルシーボディ」。今回は「現代人の危ない習慣」について。
漢方薬が効く人と効かない人の差は?
漢方医学的視点からカラダづくりを応援する、漢方薬店kampo’s(カンポーズ)薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。漢方の魅力を現代に合わせて発信しています。 体重を落としたい、PMSを無くしたい、便通を改善したい、血液検査の数値を良くしたいなどなど、漢方相談には様々なお悩みが寄せられます。漢方薬を飲み始めた途端にみるみるカラダが良くなっていく方もあれば、そうでない方もいます。 この差は一体どこにあるのでしょうか。 漢方とは方術つまり「やり方」であり、漢方薬はそのひとつに過ぎません。自分が持つ回復力を発揮するには漢方薬を飲むだけでなく、毎日の過ごし方も関係してきます。 その毎日の過ごし方に、カラダの変わらない人の共通の習慣があります。何気ない、意外な習慣があなたの邪魔をしているかもしれません。睡眠や食事の質は言わずもがな、体質改善を邪魔する「意外」な悪しき習慣を挙げてみます。
体質改善を妨げる習慣-第3位:運動不足
体質改善を邪魔する意外な習慣第3位は運動不足です。これはカラダに多少負荷をかける運動を指します。息が上がるとか、翌日筋肉痛になるとか、清々しい程度に疲労を感じる運動です。 やってる人はやってます。が、歩く、長時間立つというものではなく、日常生活では使わない筋肉に刺激になることを週1回ほどのペースで行っているか、となると当てはまらない方も多いです。 「~に通ったけど、お休みすることが多くてやめちゃいました」とよく聞きますが、今とその時とはまた環境も変わっているはず。また月々の支払いの元を取ることが目的ではなく、運動の機会を得ることが目的です。 たまにお休みすることも予め許容して、カラダのためにぜひ運動の習慣を獲得してほしいです。