中国北京汽車、世界進出を加速…小型ハイブリッドSUV『BJ30』をUAEで発売
中国の自動車メーカーの北京汽車(BAIC)は、小型ハイブリッドSUV『BJ30』を中東UAEで発売した。これにより、同社の世界進出のうち、中東・北アフリカ市場での展開が一層加速することとなった。 小型ハイブリッドSUV『BJ30』 BJ30の特徴は、ハードコアなデザイン、知能技術、多様な走行環境への適応性にある。外観はスタイリッシュでモダン、内装は洗練されたハイテクデザインを採用。レベル2の先進運転支援システム(ADAS)や、効率的で信頼性の高いハイブリッドパワートレインを搭載している。 さらに、多機能シートやオールテレーン対応の走行システム(泥地や砂地モードなど)、優れたオフロード性能を備えている。これにより、中東・北アフリカの顧客の多様なニーズに応え、オフロード愛好家から都市部の通勤者まで幅広いユーザーをサポートする。 性能面では、BJ30のインテリジェントハイブリッドドライブシステムが2つの電気モーターと内燃機関(ICE)を統合し、優れた燃費効率と力強いパフォーマンスを実現している。 燃費は100km走行あたり6.45リットルで、0-100km/h加速は6.9秒。3.0リットルターボエンジン並みのパワーを発揮しながら、高いエネルギー効率を実現している。 インテリジェントエネルギー管理システムは、路面状況や運転ニーズに応じて自動的に走行モードを調整。これにより、スムーズで効率的な走行を実現し、航続距離への不安を解消している。 中東市場はBAICのグローバル戦略の重要な焦点であり、同社の国際展開を牽引する重要な役割を果たしてきた。BAICは市場需要を的確に把握し、優れた製品力で中東での存在感を着実に高めている。 自動車産業が大きな変革期を迎える中、BAICは技術革新に注力し、世界の最先端技術を取り入れることで、自動車産業のデジタル化とインテリジェント化を推進している。今後もBAICは、より安全で、よりスマートで、より便利なモビリティソリューションをより多くのユーザーに提供することを目指している。
レスポンス 森脇稔