「迅速かつ断固として行動」ソシエダMF久保建英の獲得に名門アトレティコが動く?現地メディアは「久保を主に野心的な再建」
レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英には、多くのビッグクラブが獲得に関心を示していると報じられている。そんな中で、現地メディア『ESTO ES ATLETI』が現地時間20日に、スペインの名門アトレティコ・マドリードが久保獲得に関心を示していると報じていた。 【写真】欧州日本人、高額年俸ランキング2024 今季リーグ戦17試合に出場して3ゴールを記録している久保。また、UEFAヨーロッパリーグでも5試合に出場して1ゴール2アシストを残しており、欧州の試合でも結果を残していることからビッグクラブからの関心も絶えない。 そんな中で、同メディアは、「クラブは新スターを望んでいる。ソシエダでプレーしておりスビメンディではない」と前置きし、「久保を主要なターゲットの1人として野心的な再建の準備をしている。ソシエダのスターである日本人選手は、リーガの新進気鋭の選手の一人としての地位を確立した。彼の技術的な資質と多才さは、ディエゴ・シメオネのシステムに適合する理想的なプロフィールとなっている」と、名門アトレティコの求める人材であると言及。 さらに、「アトレティコが久保に興味を持っているのは偶然ではない。日本の司令塔は最近著しい成長を遂げており、相手チームのバランスを崩す能力、ゲームのビジョン、攻撃時のさまざまなポジションに適応する能力が際立っている。これらの資質はアトレティコだけではなく、トッテナムなど他のヨーロッパの巨人からも注目を集めている」と述べた上で、「シーズン終了後に、アントワーヌ・グリーズマンが退団する可能性があるため、攻撃陣に穴が空き、久保がその穴を完璧に埋めることができるだろう。さらに、彼の若さと改善の余地は、国際的な経験を持つ選手に賭けるアトレティコの戦略に適合する長期的な投資となる」と、クラブが久保を臨む理由として、グリーズマンの退団可能性、そして久保の若さと成長に期待できるためだと指摘していた。 一方で「大きな障害は6000万ユーロに設定された契約解除条項(約96億円)だ。アトレティコは競争が激化する市場においてこれほど高額な投資をすべきかどうか評価する必要がある」と述べつつも、「複雑にしているもう一つの要因は、他の欧州クラブの関心である。財政力の高さで知られるプレミアのチームが久保の入札に参加する可能性があり、彼の契約の可能性はさらに高くなる。しかし、このような競争の激しい市場で、アトレティコが久保を新たな戦力の一人に据え才能ある人材の将来を確保したいのであれば、迅速かつ断固として行動する必要があるだろう」と、久保の移籍金が高額であるにもかかわらず、アトレティコを含んだ複数クラブによる獲得レースに発展するのは間違いないと予想していた。
フットボールチャンネル編集部